第一条件はクリア


 求む、広報部長補佐−。角界の改革を担うガバナンス(組織統治)の整備に関する独立委員会が16日、東京・両国国技館で開かれ、広報部長補佐を公募することを日本相撲協会に提案することを決めた。

 広報部門強化のワーキンググループの一員、ワタミ会長の渡辺委員は、こう説明した。「内部の親方も関取も情報がない。内部の広報が著しく欠けている。外部については、社会の誤解が多い。広報が下手な結果、相撲協会が誤解されている。しっかりとした広報を置かないといけない。公募にしようと、提案させていただいた」。

 第1の条件は、相撲が好きであること。年収は1000万円が保証される。早ければ20日の理事会で承認され、23日の独立委で詳細が煮詰められる。最終的には、相撲協会と独立委が書類選考、論文、面接などを行い、適任者を選び出すことになる。

昨今の大相撲が誤解を招き続けているのは、相撲協会の広報が脆弱であるというのは納得です。元・朝青龍のゴタゴタもそうですが、事実と違うことをマスコミに面白おかしく騒がれた結果、偉大な横綱を失ってしまったのですから。
とはいえ、広報部長「補佐」に年収1000万円を確約するとは…ここでも相撲協会の感覚が世間とズレてることが露見してしまいました。そんな高給を用意しといて、応募の第一条件が「相撲好き」。そんなの俺だってクリアしてるんだけど。恐らく応募が殺到するでしょうけれど、その中からどうやって有能な広報経験者を選ぶのでしょうか。またハズレをつかまないといいのですが。