コミットメントから生まれた1Q84


 作家の村上春樹氏(61)が23日夜、オスロ市内で講演し、ベストセラーとなった最新作「1Q84」について、2001年の米同時テロ事件が執筆の動機なったことを明らかにした。

 村上氏は、同事件を契機に、「今、生きている世界とは別の世界がすぐそこにあるのではないかという感覚が世界中に広がったように思う」と述べた上、「(米国に)別の大統領がいて、対イラク戦争もない世界が同時進行しているかもしれないという、そんなシュールな感情を書きたくなった」と語った。(中略)

 講演会場となったオスロ市内の「文学の家」に詰めかけた観衆の笑いを誘いながら、村上氏は自らの創作スタイルから好みのパスタまで、司会者や一般聴取から寄せられた質問に、汗をかきながら丁寧に答えた。

村上さんの講演会・・・うらやましすぎ。どうして村上さんはエルサレムだのオスロだの海外でばかり講演なさるんでしょうか。日本が嫌いってより、日本のマスコミが嫌いなのかもしれませんが、一ファンとしては悲しい限り。汗をかきながらシュールなことを話す村上さんを生で見たいぞ。