遅すぎることはない


  巨額の滞納が問題となっている奨学金の「貸し倒れ」を防ぐため、学生に奨学金を貸与している独立行政法人日本学生支援機構」(旧日本育英会横浜市)が法的措置を強化している。

 昨年度、奨学金の返還を求めて起こした訴訟は前年度の2.8倍の計4233件に急増した。機構設立当初の2004年度と比較すれば70倍超の件数となる。機構は「不況の影響もあって滞納者自体が増えており、訴訟は今後も増えるだろう」としている。(中略)

 一方、経済的理由で返還が困難な人は、年収300万円以下の場合、最長10年間にわたり月々の返済額を2分の1にできる制度も今年度中に始める。

返済が滞ってるのは、昨年度は要返済額の約2割。今までの回収しそびれた金額は累計2629億円に上るそうです。「日本学生支援機構」の貸付金は国が賄っていますから、この2629億円は血税ですよ。今まではのうのうとしてた機構も、この不況で返済が滞りはじめ、ようやく重い腰を上げたようです。対応が遅いけど、でも遅すぎるってことはないと思うので、貸付金は回収して今現在に困ってる学生に貸与してあげてほしいです。