金は天下を回り 首は回らなくなる


 元衆院議員の浜田幸一容疑者(81)が産業廃棄物処理会社から2億円を借り入れた際の担保の株券を勝手に売却したとされる背任事件に絡み、破産手続き中の浜田容疑者の負債総額が30億円を超すとみられることが31日、融資関係者の話でわかった。


 浜田容疑者は破産管財人に対して、複数の人から借りた資金でモンゴルの鉱山開発会社に投資したなどと説明しているという。

 民事訴訟の記録によると、背任事件では、浜田容疑者が知人の産廃会社会長に「この株で多額の利益を得た」と東京都内の情報通信会社の上場株式800株を担保に差し出し、「モンゴルの金山を開発する会社に出資すれば、多額の利益が得られる見込み」などと持ちかけて融資を受けた。

 複数の関係者によると、株券の名義は浜田容疑者の知人男性が経営するプログラマー派遣会社だった。浜田容疑者は周囲から金を借りては、この男性と株などの投資を繰り返していた。

 しかし、融資の返済が滞るようになり、2009年1月には千葉地裁から破産手続き開始決定を受けた。

 複数の債権者の代理人によると、浜田容疑者は大相撲の元小結・旭鷲山と共同出資でモンゴルの鉱山開発会社を設立したが、試掘権が失効した可能性があり、権利関係などの調査を検討しているという。

投資に失敗して破産するだけならともかく、知人名義の株券を担保に回した上に勝手に売却するなんて・・・それなんて詐欺師? この事件に旭鷲山はからんでないと思いますが、タイトルに旭鷲山が使われてるあたり、マスコミの相撲叩き体質がよく現れているのではないでしょうか。