自由の国・アメリカで宗教戦争勃発


 ニューヨークの米同時テロ現場近くでモスク(イスラム礼拝所)建設を計画するイスラム教指導者、ファイサル・ラウフ師が8日、CNNテレビの番組に出演し、反対の声に押されて計画を変更すれば、米国がイスラム教徒を抑圧しているとの見方が強まりかねないと述べ、現行計画を維持する姿勢を示唆した。
 計画では世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」から約200メートルの地点にモスクを建てる予定だが、反対派は離れた所に変更するよう要求している。
この問題は前から知ってましたが、少し目を離した隙にとんでもない大問題に発展してしまいました。建設反対を表明するため、フロリダ州のキリスト教会が911記念日にコーランを焼却すると発表。 それに対し国連難民高等弁務官事務所の親善大使でパキスタンを訪問中のアンジェリーナ・ジョリーアフガン駐留米軍司令官などが反対を表明しています。
日本に住んでる平和ボケな日本人としては、コーラン焼却イベントなんて考えつく方がよっぽど物騒だと驚きました。でもアメリカって、中絶反対派の人が中絶手術をしてる産婦人科の医師を射殺しちゃうような狂った一面もありますから、コーラン焼却イベントを発案する牧師がいても仕方ないのかもしれません。ただ、今回の騒動を受けて、アメリカ市民の約7割がグラウンド・ゼロの近くにモスクを建設するのに反対してるというのを聞くと・・・ っつーかNY市にモスクは何軒か建ってたし、自分がNYに住んでた時はブルカをまとった人が地下鉄に乗ってる風景が普通でしたよ。今のアメリカは、第二次世界大戦時に日系アメリカ人だけが抑留キャンプに連行された痛ましい時代に逆戻りしてるように危惧します。