帰ってきた軽トラ市


口蹄疫(こうていえき)の発生で休止されていた川南町の朝市「トロントロン軽トラ市」が26日、3月以来6カ月ぶりに開催され、約1万5千人(主催者発表)の人出でにぎわった。約130の出店者や商工会関係者らは「活気が戻った」「ここから復興の始まり」と喜んだ。 (中略)

 約900キロ離れた愛知県新城市からは軽トラで商工会関係者が応援に駆けつけた。川南町で研修し、3月から同様の市(いち)を開いているという。高田孝典・市商工会事務局長は「励ましにきたが、逆にパワーをもらった」。初めて訪れた宮崎市佐土原町のラーメン店経営田中金蔵さん(66)も「活気があっていい。ずっと続けてもらいたい」と話した。
 軽トラ市は毎月第4日曜日に開催し、今回は4周年記念。川南町商工会の津江章男会長は「飲食店の売り上げが激減し、『町がなくなるんじゃないか』と思うときもあったが、町民には開拓者精神がある。川南はなんと言っても畜産の町なので、農家に一日も早く再建してもらい、その上で商工業もがんばっていきたい」と話した。

以前日経ビジネスでも取り上げられた、宮崎県川南町の軽トラ市が半年ぶりに復活したそうです。口蹄疫で移動制限がかかり、畜産関係者を始め地域全体にとっても大打撃だっただろうだけに、今回の再開は喜ばしいです。県内どころか、浜名湖の近くの愛知県新城市にも軽トラ市の輪が広がってるとは・・・窮地に助け合える、頼もしい仲間ができるのも、「軽トラ市」という素晴らしいイベントのなせる業だと思います。これからも頑張ってください。