ペットボトルの蓋


 サントリーホールディングス(HD)など飲料大手が一斉にペット容器のキャップの共通化に乗り出す。4月下旬から順次、ミネラルウオーターや茶飲料など主力商品を中心に白色無地のデザインに切り替える。色やデザインによって200〜300種類あるキャップが10分の1程度になる見込みで、東日本大震災で起きた清涼飲料の供給不足が緩和されそうだ。

 キャップの年産量は業界推計で約200億個。キャップメーカーの被災で供給不足に陥り、飲料の品薄要因になった。共通化でキャップの生産量が約1割増えると期待される。サントリーHDは5月をメドに茶飲料「伊右衛門」などで順次変更。アサヒ飲料は炭酸飲料「三ツ矢サイダー」など3商品を4月下旬に切り替える。伊藤園やキリンビバレッジでも共通化を決定。最大手の日本コカ・コーラも検討を始めた。

ペットボトル飲料水の供給不足の原因の1つは、蓋のデザインだったとは盲点でした。色・形状・口径が異なるデザインに対応するため、キャップメーカーは商品ごとに生産ラインを止めて金型を変える必要性があったとか。何その無駄・・・まさに反エコロジー。一昔前の携帯充電器を思い出します。消費者からしてみたら、飲料の味>>>>>>ボトルのデザイン>>>蓋ですよ。蓋が白無地で困る人って、逆にいるんですか?これは震災のダメージから回復した後も、ずっとデザインは統一しといてほしい。