48万人の専業主婦を20年養う


 夫の退職時に年金の変更届けをしなかった主婦の年金問題で、記録訂正の必要がある対象者が約48万人に上ることが、厚生労働省の推計で分かった。そのうち約5万人は、誤った記録のまま年金を受け取っている。11日の社会保障審議会の特別部会で示された。(中略)

 厚労省は、記録に誤りがある受給者700人を抽出して調査。約240人が平均7カ月間、誤って主婦年金の記録になっていた。基礎年金の満額(月約6万6千円)なら、毎月1千円ほど多く受け取っていた計算になる。特別部会の議論では、受給者の過払い分について返還を求めるかどうかが焦点となりそうだ。

 また、これから受け取る加入者700人についても抽出調査した結果、約360人が平均24カ月ほど誤った記録になっていた。

年金記録が間違っていた主婦層のうち、既に年金を受給している人たちは平均・毎月1,000円多く受け取っているという調査結果です。とすると、1,000円/月×12ヶ月/年×50,000人=600,000,000円/年が既に余分に支払われたわけだ。1年で6億円ですよ?! 「第3号」という甘い制度の元で、ほとんど年金納付をしなかった主婦に6億円。想像しただけでハラワタ煮えくり返りそうです。
さらにこれから新たに受給対象者になる「誤った主婦年金」加入者は、誤った記録の期間が、この5万人の期間の3倍も長い・・・ 細かい計算方法は不明ですが、同じように余分受給を43万人に行ったら、一体いくらになるんでしょうか。そんな余剰金があるんなら、正しく年金納付した人たちの受給額を増やしてくれ。これ以上の不公平は許さん。