見通しが立たない科研費


 東日本大震災の影響で、文部科学省の「科学研究費補助金科研費)」が減額される可能性があり、大学などの研究者に不安が広がっている。特例公債法の成立遅れで予算執行が危ぶまれ、採択額の7割が7月末までに支給されたが、今後の復興財源の手当て次第では、残額の削減を求められる可能性があるという。(中略)
 削減されれば、大型装置の購入を計画していた研究者にとっては、大打撃だ。研究を計画通りに進められなくなり、学生の卒業研究などに影響が出ることも考えられる。(中略)
 関東地方の別の国立大教授は「見通しが立たないのが一番困る」と困惑している。
リーマンショックあたりから徐々に予算が厳しくなってきてますが、ついに「獲得済みの科研費が削られるかも」という異常事態が近づいてきました。未曾有の大災害でしたし、未だに避難所でままならぬ生活を強いられている人たちもいるので、しかたがないのかもしれません。しかし、引用部分にあるように、予算の「見通しが立たない」のが一番困るのです。ま、民主党政権になってから、当初の見通しどおりにやってけてる分野の方が少ないと思いますがねw