ドラッグラグに新たな技が


 厚生労働省の検討会は15日、胃がん乳がんなどに使われる抗がん剤「パクリタキセル」について、新たに血管肉腫、食道がん、頭頸部(とうけいぶ)がん、子宮頸がんへの使用を認めた。卵巣がんには、投与回数を従来よりも増やす方法を認めた。

 いずれも海外では認められており、そのデータから承認を待たないで使うことを妥当とした。

日本国内では治験が遅々として進まないため、海外で有用とされる薬が国内で使えない状況をドラッグラグといいます。厚生労働省は今回、思い切ったなという印象を受けますね。これで日本国内で有害事象が多発したらどうするんだろう・・・? それに他の薬剤も、同じルートで承認されるとしたら、日本の製薬企業はおちおち寝てられないんじゃないかな。