学術雑誌は高い

学術出版という封建制
読んでてソノトーリと頷いてしまった。1論文で2500円くらいというのは妥当かもしれないけれど、参考文献を孫読みしていくと、アッという間に目を通す論文数は三桁に近づきます。メジャーどころじゃない雑誌は他所から取り寄せ、近かったら面識のない研究室に頭を下げて見せてもらい…キリがありません。
その値段が研究分野の質の高さに寄与しているのならいいのですが、どうもそうは思えない。昔のように紙の投稿をまとめて雑誌を刷り、世界に発送するのならともかく、今は投稿も発行もほぼネット経由なのに、値段設定はそのまま。むしろ研究室や図書館のほうが資金力を途切らせて、研究に必要な雑誌の購読を仕方なしに諦めているのが現状です。PLos Oneも今一つインパクトに欠けるし…タダにしろとまでは言わないけど、ちょっと興味を抱いた論文を斜め読みできるようにしてほしいです。このままだと、学術雑誌会社以外は全関係者がジリ貧ですよ。