キャプチャの父、多いに反省す

The evolution of those annoying online security tests - BBC News
キャプチャとは、ウェブのコメント入力画面などにある、単語や数字のゆがんだ画像のことです。22歳の時にこれを発明したLuis von Ahn博士は、キャプチャが普及するに伴い、世界中で毎日50万時間もキャプチャの無意味な単語入力に費やされていることに気づいて愕然としたそうです。
その反省を踏まえ、意味のない単語ではなく、New York Timesの古い記事の画像を表示するリキャプチャを考案。同紙は156年分の記事のデジタル化事業を行っていて、タイピストが27年分を入力するのに10年費やしていました。リキャプチャは、わずか2年で残りの129年分を変換してしまったそうです。恐るべし、ウェブユーザ。このリキャプチャはGoogleが2009年に採用し、Google Bookプロジェクトに用いられています。