その売れ筋商品、本当に「売れ筋」?


売れ筋600品目を選んで積極的に売っていく、と紹介した同チェーンの戦略だが、恩田明氏(情報システム本部、本部長)は、システムを利用したビッグデータの分析により、既に2対8の法則は崩れている、と言う。

恩田明情報システム本部長
 「よく小売業では、2割のお客さまが8割の利益を上げている、と言われています。しかし、我々が得たデータをみれば、売れ筋の商品というのは、みんなが欲しがる商品ではなく、一部のヘビーユーザーが買われている商品なのだ、ということがよくわかります。例えば、あるヨーグルトの場合、5%のお客さまが8割の売り上げを出している。ベーコンやヨーグルトといった商品も少し下がりますが1割で8割を上げているんです」

スーパーの売れ筋商品は、5〜10%の熱心なファンが買ってるそうです。そんなものなんでしょうか?コンビニなんかは画一的なラインアップで「こんなの誰が買うんだ?」って商品が並んでたりしますけど、スーパーの売れ筋商品だったら、大多数の客がコンスタントに買いそうなものですが。
この記事を読むと、ビッグデータを使って万人に受ける製品を!というのが、いかに難しいのかがわかります。「みんなが買う売れ筋」なんて、存在しない。意外で面白かったのでメモ。