○からインフルエンザワクチン


米食品医薬品局(FDA)は1月16日、米ProteinSciencesCorporation社(本社・コネチカット州メリデン)の、既存ワクチンのように鶏卵を使用するのではなく、昆虫細胞を使用して製造する季節性インフルエンザワクチンFlublokを承認した。Flublokの対象は、18歳から49歳の成人。Flublokは、PSC社独自のBaculovirusExpressionVectorSystemという新規技術を使い、従来のワクチンにようにインフルエンザウイルスや鶏卵は使用しない。同新規技術は、全ての不活化インフルエンザワクチンにいてウイルスが体内の細胞に侵入するために不可欠な活性成分である、インフルエンザウイルスタンパクの赤血球凝集素(HA)の大量の製造を可能にする。
アメリカのバイオ企業が作成した新しいインフルエンザワクチン、Flublokがアメリカで承認されました。従来のもののようにインフルエンザワクチンを材料にしたりせず、鶏卵も使わないため卵アレルギーの人でも摂取できるようです。引用記事にあるHAとは、人の免疫システムがウィルスを攻撃する際の標的タンパク質なので、インフルエンザウィルスのHAさえワクチン接種すればOKという発想が面白いと思いました。