STAP細胞

昨晩おそくに第一報を耳にしビックリ。本当なのか??とりあえず論文を読んでから考える。
【追記】
オリジナル論文→Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency. Obokata H, et al. Nature. 2014. 505(641–647).
Bidirectional developmental potential in reprogrammed cells with acquired pluripotency. Obokata H, et al. Nature. 2014. 505(676–680).
すげぇ2報同時掲載だ! 1報目がマウス体細胞の弱酸性刺激による分化初期化 STAP、2報目がSTAPの万能性について。まだアブストに目を通した段階ですが、pH刺激が、どうやってか多様化遺伝子Oct4の制御領域のメチル化を減らしてるらしい。
ES細胞のように受精卵を犠牲にせず、iPS細胞のように遺伝子操作でもないから癌化リスクも低そう。しかもニュース記事によると、既存の万能細胞化手法より安易な手法で早く成功率も高い*1とか。信じがたいですが本当に新技術らしいです。BBCの記事に'my God that's a game changer!'という研究者のコメントがありますが、これは生物学の根本をひっくり返す大発見です。小保方先生、共同研究者のみなさん、おめでとうございます。

*1:iPS細胞で1%の成功率だそうだ