ネカフェ難民+野良妊婦=ネカフェ出産?

横浜のネットカフェで出産/20〜30代の女性

二十九日午後八時四十五分ごろ、横浜市神奈川区鶴屋町二丁目のインターネットカフェのトイレ内で女が出産したと、店員から一一〇番通報があった。店員などによると、女はトイレ内にうずくまっており、新生児はポリ袋に入れられた状態で発見された。

 女と新生児は同市内の別々の病院に搬送されたが、ともに命に別条はなく容体も安定しているという。県警の任意の事情聴取に対し、女は「産んでいない」などと話しているという。

 女は県外に実家があり、数年前から所在が分からなくなっていたという。同店などによると、女は一人で来店し、仕切りのある個室ブースを利用していた。

これは新しすぎて想定の斜め上をいきまくってます。20〜30代といえば立派な成人女性なのに、ネカフェのトイレで出産・・・開いた口が塞がらないというか、どこから考察していいか分らず呆然としてしまいました。ある意味、今の日本の捻じれが発露しまくった結晶みたいなニュース。

遺伝子診断ビジネスに学会が待った

日本人類遺伝学会が29日、記者会見を開いて発表しました。髪の毛や皮膚などを郵送すれば、肥満やがん、それに生活習慣病など、様々な体質や病気に関わる遺伝子を手軽に検査できるといういわゆる遺伝子検査のビジネスが最近、広がっています。学会によりますとこれらの検査で調べる遺伝子のほとんどはそれだけで肥満になったり病気になったりするわけではないのにこうした事実が十分伝えられず、誤解を招くケースがあるということです。このため学会は遺伝子検査を行う場合には十分に知識を持った医師などの専門家が検査の結果を分析したうえできちんと説明できる体制を整えるべきだとしました。

遺伝子検査のビジネスって、このまま業界任せの無法地帯が続くと「血液型占い」や「バナナダイエット」に近い印象を一般人に与えかねない諸刃の剣だと思います。きちんと説明できる専門家なんて日本に何人いるのさ?って状況なのに世間の興味があるから、勇み足的ビジネスができていく。

力士間での「格闘家ヘルペス」感染

「格闘家ヘルペス」として知られるHSV-1の変異型「BgKL」は、再活性化するまで潜伏しているためより感染が広がりやすく、また、ほかの型よりも重い症状を引き起こす。ウイルスを含んだ痛みを伴う発疹が顔や首にでき、皮膚を損傷するほか、熱、頭痛、リンパ節感染を引き起こす場合もある。格闘家ヘルペスは感染性が高いため、発疹がみられるアスリートは通常、伝染を予防するため試合に出ることができない。

 厚労省国立感染症研究所(National Institute of Infectious Diseases)の柳壹夫(Kazuo Yanagi)氏率いる研究チームは、1989年から1994年に格闘家ヘルペスと診断された都内の力士39人の血液サンプルを調べた。その結果、一度しか感染しなかった力士もいれば、何度も発症を繰り返す力士もいたことが明らかとなった。

 力士間の格闘家ヘルペスは、住居や訓練を共にする相撲部屋で感染したと研究チームでは推測している。柳氏によると、これまでに同ウイルス感染で力士2人が死亡しており、こうした症例について調査が必要だと強調している

俺が読まなくて誰が読む、って論文ですなw 著者名からググってBBC NEWS経由で論文を見つけました。
オリジナル論文→ Analysis of herpes simplex virus type 1 restriction fragment length polymorphism variants associated with herpes gladiatorum and Kaposi's varicelliform eruption in sumo wrestlers. Ban F et al. Journal of General Virology 2008 Oct;89(Pt 10):2410-5. PMID:18796708
概要は日本語記事に書いてあるとおりです。1989〜1994年にサンプル調査に協力したのは、友綱高砂、尾車、二所ノ関、立浪、九重、出羽の海、若松の8部屋。「ウイルス感染で死亡した」というは、1989年に検査を受けてから2ヵ月後に頭痛を訴えて亡くなったのと、1990年にヘルペス脳炎で亡くなったケースが挙げられています。
素肌でぶつかり合う相撲は感染症対策も必要ですね。ヘルペス感染が認められた力士の損傷場所の一覧もあったんですが、額(9)、耳(3)、首・首筋(3)などぶつかり稽古で当たる場所が多いです。問題は「格闘家ヘルペスは感染性が高いため、発疹がみられるアスリートは通常、伝染を予防するため試合に出ることができない」ってところですよ。安馬どうすんだ?!