魁皇をいじめるな!
大相撲の大関魁皇(36)=友綱=が2日、都内の日本外国特派員協会で会見した。外国人記者を中心とした質疑に応じ、「引退はいつ?」、「朝青龍についてどう思うか?」など想定外?の質問に、さしものベテラン大関もタジタジだった。
引退時期については「いつとは考えていないです。いつそういう時期がきてもおかしくないから、一場所一場所、体のケアをしたい」と苦笑い。日本人横綱がいないと指摘されると「自分たちにも責任があるのかな」と答えた。
朝青龍の破天荒な行動について評価を求められると「何でも行き過ぎなければいいと思いますが…。横綱も…」と言葉を詰まらせた。大関という立場上、答えにくい質問に「伝統、文化を壊さなければいいのでは」と、慎重に言葉を選んだ。
外国人記者に押されっぱなしの魁皇だったが、「場所が始まるころは、常に優勝したいという気持ちを持って場所に向かう」と勝負師の顔も。約1時間半の質疑応答を終え、「うまく話せたかなあ?」と、疲れた表情で慣れない仕事を振り返った。
外国人記者は全然分かってないんだ。少なくとも九州場所まで引退するはずないじゃないか、と毎年思わせるのが魁皇の仕事なのにさ。魁皇の右小手投げがどれだけ価値があるのか、この1年に肘をいわせた若手力士との取組ビデオを見て猛省するといいよ。
君の名は
実は、吉崎准教授が借り腹養殖の研究を始めた当初、精原幹細胞を使うことは想定していなかった。注目していたのは、精原幹細胞や卵原細胞のさらに前段階に当たる「始原生殖細胞」の移植だった。
貴重な始原生殖細胞を無駄にすることはできない。だが、吉崎准教授の指導を受けて作業に携わる学生の中に、不器用な人がいた。移植の腕が上達するまで始原生殖細胞を扱わせず、白子から取り出した液体をヤマメの腹に注入する練習を繰り返すよう指示した。(中略)この学生は練習済みのヤマメを処分せず、こっそり育てていた。成魚がどうなったのかを念のために調べたところ、ニジマスの精子ばかりか、卵子を持つものが発見されたわけだ。吉崎准教授は「学生が自主的にヤマメを育て、観察してくれたおかげで、大きな研究成果が上がった」と振り返る。
マグロの養殖に成功したら億万長者、と言われてますが、それが現実に近づいています。数々の技術的困難の1つを乗り越えたのが東京海洋大学の吉崎悟朗准教授のグループです。クロマグロの精子と卵子を産ませるのに成功したそうですが、その突破口を作り出したのが「実験手技は不器用だけど、練習済みのヤマメを根気強く育て観察した」学生であることは間違いありません。でもねぇ、その学生の名前はググっても出てこないんですよねぇ。言うなれば敵の大将の首を落とした兵卒なんだから、領地といわずとも論文の1つでも出てないかと思ったんですが。
そういえば去年のノーベル化学賞受賞者の下村先生も、実験溶液を流しに捨てたら光ったのがGFR発見の突破口でしたっけ。研究は、どこにヒントが転がってるか本当にわからないものです。そのGFPタンパク質の遺伝子をつかまえてその配列やアミノ酸配列を決定したDouglas Prasher博士は研究資金難からバスの運転手をしてるとか。なんというか・・・地道にヤマメを育てた東京海洋大学の学生といい、Prasher博士といい、研究成果を挙げても正当な評価をもらえるかは運次第なのがよぉくわかります。わかりすぎて涙が止まらん。
大阪ガスやるじゃん
仕事を終えて帰宅し郵便受けを見たら「法令に基づくガス整備調査のご案内<<訪問日のお知らせとお願い>> 大阪ガス」というB5のチラシが入ってました。調査の趣旨はわかるけど訪問予定が「木曜 13:00〜15:00」ってのは・・・会社勤めの一人暮らしには逆立ちしたって無理です。
無理なら時間の変更をしなきゃいけないんですが、その方法が3種類用意されているのは非常によろしかったです。特にウェブ上で申し込める訪問日時変更のお申し込みページは素晴らしい。変更可能な1ヶ月間のうちで空いている時間枠が一目瞭然、クリック1つで選べます。電話*1だと「平日は20時以降じゃないとダメなんですよ。週末だと、今週の土曜は?う〜ん、その次の日曜はダメなんで第2土曜の午前中は?空いてないならその次の週の日曜の・・・」なんて不毛なやり取りするのに比べたら雲泥の差です。いい時代になったもんだ。
*1:それでもフリーダイヤル回線を複数用意してるのはGJ