アトキンスダイエットの副作用
ナルコレプシーは、突然眠気に襲われたり、居眠りを繰り返すなどの症状が出る睡眠障害で、10代、20代で発症することが多い病気。 研究には、ナルコレプシーの症状に悩む男女9人(うち8人が男性、平均年齢47.6歳)が参加。炭水化物を1日20g未満に制限する食事療法を8週間続けた。 ナルコレプシーの症状の重さを表す「NSSQ」(Narcolepsy Symptom Status Questionnaire)のスコアをみると、ローカーボ・ダイエットを始める前は161.9点だったが、8週後は133.5点に低下。完全に症状がなくなるわけではないが、少し症状が軽くなる(スコアが18%減少)ことがわかった。 炭水化物の摂取量が少ないと血糖値が上がりにくい(低血糖状態)が、そのときには「オレキシン」(ヒポクレチンともいう)という、食欲を司る脳内たんぱく質が関与する神経の活性が上がることが確かめられている。
こちらは今の流行、Low Carbo Dietにまつわる記事。Low Carbo Dietの提唱者 アトキンス氏は激ぶとりで死んだという話もあり、副作用について一部で憶測があるようですが、これは良い副作用のようです。炭水化物代謝経路からオレキシン活性まではわかりますが、オレキシンとナルコレプシーの関係はこれから明らかになるのでしょうか。興味深いです。