研究成果を共有せよ(重要)
Mitchisonの助言に従って、抗血清を自由に利用できるようにしたことで、Raffは2つの成果を得た。直接的な成果としては、発見したと考えていたものを本当に見つけたことが裏付けられた。間接的には、単に論文を発表するだけで試薬の共有を拒んだ場合よりもずっと早く、科学的評価を得ることができたことである。 RaffはEMBLのポスドクたちに対し、彼らも分かち合うことを考えるべきだと語った。自分の発見を検証するのに一番手っ取り早い方法は、おそらく自分ほどには信じようとしない他の科学者たちを引き入れることだと述べた。その発見が、さまざまな研究者による試練から抜け出すことができるなら、それは正しいであろう。アイデアや技術、試薬を戸棚にため込むよりも、より広いコミュニティと共有する方が科学的プロセスの進展や有益な共同研究の促進により役立つ。しまい込んでしまったら、結局は、なぜ誰も自分に注目しないのか思い悩むことになるだろう。
PAUL SMAGLIK Naturejobs editor Nature Vol. 435, P. 241, 12 May 2005
将来の自分用にメモ。いつかこのような研究結果を発表できるようになれますように。