阪神のTOBが成立

阪神の坂井常務は「最善の統合を非常に喜んでいる。これからが本当の真価が問われるので、心してやっていかないといけない」と話した。昨年9月末に村上ファンド筆頭株主に躍り出て以来、阪神村上ファンドからの経営への影響を避けることを最優先課題としてきたが、長年ライバル関係にあった阪急との経営統合という形で9カ月にわたった混乱に終止符を打つ。

買い付け比率は63.71%、1株あたり930円のTOBが成立し、阪急と阪神が統合することが決まりました。きっと両社は胸をなでおろしてるんでしょうけれど、村上氏のインサイダー取引発覚がなければ成立するかどうか微妙だったTOBなだけに釈然としないものが残ります。それに阪神、今までの商売敵だった阪急に買収されてメデタシって顔してていいと思っているのでしょうか。元はといえば旧阪神陣営の経営手腕のなさが今回の騒動の発端なのに。