自分を裏切らない、諦めない

この本の原稿ができあがったときに、羽生善治さんに読んでもらったんです。(中略) その羽生さんがこの本を読んで、こんな内容の短いメールをくれました。「文中に出てくる人々の清涼感はどこから生まれるのだろうと考えた時に自分を裏切っていない事に尽きると思いました。周囲に迷惑をかけない、信頼を得るには他者を裏切らないというのは日本では色々な所で教えてくれますが自分を裏切らないはあまり聞きません」。そうなんです。自分を信じろ、自分を裏切るな、ということを、日本では言わなくなっている。

全力でメモ。辛くなるとつい自分に嘘をついて楽な方に流れたくなってしまう。特に今は博士課程の進捗が芳しくなく、このまま就職しちゃおうっかなぁ〜なんて逃げの思考が出てきたので*1、この文章にはハッとさせられました。安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と共に心の中に刻み込んでおきたい。

*1:まぁ実際に資金繰りが厳しいということもあるが