折田先生像を巡る粋な計らい

誰のものであれ創作物を壊すという行為は、最も悪質で下劣で野蛮な行為です。今年はそのようなことがないように、無事折田先生像が役目を全うされることを望んでいます。
余りに出来映えが良かったのか、2月25日の京都新聞電子版に掲載されるとすぐに、アンパンマンの一連の著作権を有している企業から問い合わせがきました。実状を説明した結果、撤去要求はしないが著作物のイメージを損なわないようにして欲しいとの要請がありました。本学が著作権を侵害しているわけではありませんが、大学の管理区域に置かれている以上、その要請を無視するわけにはいきません。一番望ましいのは制作者が判断して自主的に撤去されることですが、それがかなわない場合は、折田先生像が風雨に打たれ、誰がみてもみすぼらしい可哀相だということになった際に、当方で撤去せざるを得ないと考えています。この記事を読まれた方で制作者をご存じの方は、ご連絡いただければ幸いです。

てんどんまんな今年の折田先生像が。ついに京大公式ページに堂々と取り上げられてます。大学側の懐も深いが、アンパンマン著作権所持企業が「まー無茶しなきゃそのままでもいいよ」とOKを出してくれることにも少し感激。遊び心の分かる大人というのはいいものだ。
「誰のものであれ創作物を壊すという行為は、最も悪質で下劣で野蛮な行為です」というのは、名文です。人の成果物を貶し破壊する行為は、どんな思想に基づいたものであれ、褒められたことじゃないです。だから、てんどんまんの蓋は接着してあげてください。連日の強風に煽られて飛んでました。
ところで「折田先生像の役目」ってなんだ・・・?