ギョウザは口に入れるものではなく、ぶつけるものですか?

 毒ギョーザ事件で、中国の胡錦濤国家主席が激怒した。日本国内での毒混入を示唆した公安省の会見に対する日本世論の反発ぶりに、中国外務省が10年ぶりの国家元首の訪日が台無しになると危ぶみ、日本の反応を記したリポートを胡主席に直接手渡した。つまり“直訴”という非常手段に出たのだ。(中略)
 通常、国家主席は個別案件にかかわることはなく、中国外務省のリポートを目にするまで事実をほとんど知らされなかった胡主席は愕然(がくぜん)とし、「国際世論をどう考えているのか」と質検総局のトップらに問いただしたという。
 こうした中国外務省の動きに対し、質検総局などは「現場も知らずに」と反発を強めている。つまりギョーザ事件をめぐり、「事件をもみ消そうとする派」「日本などの国際世論を懸念する派」と中国政府内が2つに割れているのだ。

大きな国は内情をまとめるのも大変ですねぇ(棒読み)少なくとも胡錦濤国家主席は国際世論を懸念する余裕のある人でよかった。外務省は国家主席の日本訪問を成功することが自己保身になり、公安省と質検総局はギョーザ毒物混入をなかったことにすることが自己保身になるんだから、双方が自己保身しか考えてないわけで。
それよりも「訪日してギョーザでも投げ付けられたら国の威信が失墜する」という懸念が中国政府内であることに驚きました。そんなことしねぇよ。あんたらは国際試合で首絞めたり十六文キックを見舞ったりするからって、自分の物差しで人の国のことまで邪推しないでくれ。