世の中は不思議なことだらけ

 水よりもお湯の方が早く凍ることがある――。NHKの番組「ためしてガッテン」で紹介された不思議な現象が話題になっている。科学的には未解明で、物理学者の大槻義彦・早稲田大名誉教授がブログで「実に馬鹿馬鹿もの」と批判している一方、雪氷学者らは「条件次第では起きる。まじめに研究しては」という。
 ただ、容器の大きさや形、熱伝導率、周囲の空気や水の温度など多くの条件が複雑にからんでおり、メカニズムの科学的な検証は難しい。雪氷学会会員の間では「9月の日本雪氷学会で議論しよう」との声も。前野さんは「身近にも、まだ解明しきれない現象がたくさんあることを知ってほしい」と話している。

こんなことasahi.comの社会欄に載せることかね・・・?それは置いておいて、大槻教授が実にいい味出してます。腐っても物理学者なら簡単に出来る製氷実験ぐらいやってみてからコメントすればよかったのに。対する雪氷学会は実に楽しそうです。こういう身近な生活に潜んでる化学的疑問を掘り起こせば、子どもの理科離れに有効な教材ができるのではないでしょうか。ってか自分が小学生なら夏休みの自由研究で調べるね。
【追記】
大槻教授の本日のブログで、「重い腰を上げて」追従実験をやったそうです。

こんな物理法則、あるいはムペンバ効果とやら、熱力学の基本法則からありえませんので、前回私は強く否定したのです。
つまり、実験してみるまでもないのです。だから、大抵の物理学者は関心がないのです。このムペンバという言葉を知っている物理学者もほとんどいません。

教授自ら考えた3つの条件のうち、2つで水の方が早く凍ったことから「ムペンバ効果は、迷信です」と強い口調で書いてます。あのぅ、残りの1つの条件ではお湯の方が早く凍ったんですよね。それなのに迷信扱いとは開いた口が塞がりません。ご自分の実験結果を否定なさる?