ポニョ観にいきました

上演期間ギリギリで「やっぱ劇場で見たほうがいいかな」と思い立ち、崖の上のポニョを見てきました。いや〜感想を一言で書くなら「これなんてホラー映画?」ってところでしょうか。自分は海の近くで育っているので海好きな人間のはずなんですが、ポニョで描かれている波〜魚の変形具合っぷりが恐ろしく目に焼きついています。津波どころか海坊主じゃねぇか、怖すぎ。
いろんな不思議に溢れてる、というか理不尽なことばっかなストーリー展開でしたが、その中で唯一すんなり受け入れられたのはフジモトでした。奇抜なキャラ設定と衣装でしたが、言ってることは至極常識人です。「人間のボーイフレンドを作って家に上がりこんでる」なんて年頃の娘を持つ父親らしい発言じゃないですか。それにあの作業所はテム・レイっぽいですし。もう1人常識人が出てくるんですが、それがデイケア「ひまわりの家」にいるトキばあちゃん。ポニョを見て「うわぁ人面魚」と言い、ソウスケの様々な親切に捻くれた返事しか言えない偏屈者です。しかし「プロフェッショナル〜仕事の流儀」の解説では、宮崎駿の母親を投影したキャラらしいです。へぇ〜。もっと深読みしようと思えばいくらでもできるモチーフが満載ですが、子どものように頭を空っぽにして楽しめる人が一番の勝ち組だと思いました。
崖の上のポニョが神過ぎた件:ハムスター速報 2ろぐ