時論公論の産科崩壊解説

これは、妊婦の救急搬送の際、病院から何回受け入れを断られたか、救急隊員を対象に聞いた調査です。今回と同じように8回以上断られたケースが去年一年間に、全国で111件もありました。地域別にみますと、東京が半数近くを占めもっとも多く、大阪、神奈川、埼玉など病院の多い都市圏に集中しています。受け入れ拒否が少ない東北地方の病院の医師に聞くと、自分のところが断ると他に行き場がないので、どんな妊婦も受け入れざるをえないということでした。ただし、だからといって、どこでも無理に受け入れればいいというわけではありません。今回、土日の受け入れを制限していた墨東病院は、都立だからとほかのセンターの2倍程度妊婦をうけいれ、そのことが医師の負担を増やし、離職者が相次ぐことにつながった面があるからです。

全体の流れは目新しいものはありませんが、引用部分の「ただし、だからといって〜」以下は重要だと思ったのでメモ。「(福井県立病院は)満床でも受け入れる」と自慢げに述べた西川福井県知事、スタッフのキャパを越える患者を無理に引き受けさせると、貴重な医療スタッフが流出しますよ〜。
全然関係ないんですが、時論公論のイントロが「こんばんわ*1。」で本当に絶望した。仮にもNHKブログなのに・・・! はまちちゃんに謝れ。