琴欧洲の憂鬱

支度部屋では無言の大関。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、左腕だけでなく股(こ)関節にも痛みを抱えているそうで本来の力強さが見られない。琴欧洲は師匠と話し合って、9日目も出場することを確認した。9日目の対戦相手で大関を目指す安馬に、先輩の意地を見せられるか。

大関の癖に黒星先行の琴欧洲。7日目、中日の取組では足が全く出ておらず、つき膝のような形で土俵に落ちて負けました。サンスポ記事によると股関節も負傷しているとのこと。佐渡ヶ嶽親方といえば、現役時代は怪我を押して出場しつづけていましたが、弟子にも同じ事を要求するのは酷です。琴奨菊が小結で怪我したときも、琴欧洲大関昇進したばかりのときも、同じ事を書いていますが、まともな相撲が取れないほどの故障なら休場させるのも親方の仕事だと思います。ましてや今日の対戦相手は大関取りがかかっている安馬ですし。