不祥事再発防止研修会の中身

師匠への礼儀作法から道路は青信号で渡るといった一般常識まで、独自に制作したビデオを大型スクリーンに映し出して指導した。研修は力士の夜の生活にも踏み込んだ。相撲診療所の吉田博之所長が「性感染症について」のテーマで講義。クラミジア、ヒト乳頭腫、HIVの3大性感染症が急速に広がっていることを説明。「口でやっても移ります。口でもコンドームは付けてください」画面で感染症患者のこう門の写真も紹介し強く警告した。

そんなこと学校で習うだろ、と思ったんですが、力士の中には中学卒業と同時に入門して高校・大学の教育を受けてない奴も多数いるんでした。実際のところ力士は廻し1つでぶつかりあい、風呂を共有するわけですし、感染症は十二分に注意しないと集団感染になりかねないかも。格闘家ヘルペスを例に挙げるまでもないけど、力士の間でSTDが・・・なんて想像もしたくない。

 さらに「結婚するまで純血を守るべき」とのアンケートで米国、中国、韓国に比べ日本人の意識が最も低いことをデータで取り上げ「性の自由化が最も日本で進んでいる。奥さん以外の女性との時はコンドームを付けてください」と呼びかけた。吉田所長は性感染症をテーマにした理由を「今の日本で急速に広がっているため」と説明。力士の発病例はないが「若い力士が未然に自分の身を守って欲しい」と説いた。

 異例の性教育。講義を依頼した再発防止検討委員会の伊勢ノ海委員長(元関脇。藤ノ川)は「若い力士にとってむやみやたらに振り回せばいいというものではない。こういう知識を知ることが必要」と不祥事防止へ自信。朝青龍も「吉田先生の話が勉強になった」と神妙にうなずいていた。

そこでうなずくな>ドルジ。