インフルエンザウィルスの由来

病院の17日までのまとめでは、発症者が22人と最も多く、死亡した患者3人のうち2人がいた北棟3階で、1月3日に職員1人が院内で最初に発症。患者は9日に7人、10日5人、12日5人が発症した。同様に南棟3階、中央棟3階でも職員に続いて患者らの発症が相次いだ。職員だけ発症した病棟はあるが、患者だけ発症した病棟はない。
 ただ、南棟4階と、南棟とつながっている中央棟5階は患者が先に発症していた。 (中略)
同病院の職員や患者の約9割がワクチン接種をしていた。菅谷憲夫けいゆう病院小児科部長は「高齢者でワクチンが有効な人の割合は半数以下という報告や、病棟間を移動する職員が感染を広げた例も過去にある」と話す。

東京都町田市の病院インフルエンザ集団感染の続報。最初の感染者は1月3日の病院職員だったそうです。ただ別病棟では患者が先に発症しています。発熱し周囲にウィルスを撒き散らすのは悪だという常識を広めるのが、インフルエンザの集団感染を防ぐ鍵かも、と書いたことがあったのですが、やっぱりこれは「年末年始の勤務を交代できるスタッフがいない」って状況なのかなぁと想像しました。三が日に「インフルエンザっぽいから出勤代わって」というのは無理っぽいもんなぁ。
とはいえ今回の集団感染が避けられなかったものだとは思いません。各病室に加湿器があれば、少なくとも感染者の数はグッと少なかったはず。

町田市保健所が13日に調査に入ったところ、湿度が15%しかなく加湿器を使用するよう指示。一般的にインフルエンザウイルスの繁殖を防ぐには50?60%の湿度が望ましいとされている。都は加湿の状況が不十分だったとみて、感染拡大との関係を調査している。