23andMeが営業停止命令?

「科学的または個人的好奇心があって、確率的に物事を考えられるならDNAテストをしてみるとよい。しかし、コレステロール値が上がりがちか知りたかったらコレステロール値を検査すべきだし、数学が得意か知りたいなら数学のテストを受けるべき。」

この「確率的に考えられるかどうか」って結構難しい。「全体としては特定の傾向を示すが、個人ではそれが出現するとは限らない」ということ。昨日のReal Educationもひたすら確率統計的な話しだったりしますが。(中略)

ちなみにこの会社、他の個人向けDNAテスト会社と一緒に、去年の7月にカリフォルニア州政府から営業停止命令を受けている。「医師が注文しなければならない」というルールに反しているので。しかし、会社側は反論。今でも普通に個人が注文できる模様。

Google創始者の妻が始めた23andMeがカルフォルニア州から営業停止命令を受けていたとは全然知りませんでした。州法に違反してたとしても別の州か国外に所在地を移せば無問題なんじゃないでしょうか。
ところで「確率的に物事を考えられるなら」の部分ですが、ちょっと保留にしておいた方がいいと思います。なぜなら「Google創始者のBrinさんにパーキンソン病の高発症リスクSNPが見つかった」とされていた話も、結局のところFalse positiveだったそうですから。そもそもの発症確率がまだ未確認の部分が多いんですから、この方みたいに「遊び心のあるサービス」と割り切って楽しむのが(現時点では)正解だと思う。