光あれ

「太陽乾電池」を製作したのは、ノルウェー人のクヌート・カールセンさん。カールセンさんは自宅に空の電池や充電式電池がいくつも転がっているのを見て、置いているだけで満タンにならないかと思案。そこで、太陽電池を利用することを思いついたという。

ノルウェー・エネルギー技術研究所(IFE)研究員の協力を得たカールセンさんは、シートタイプの太陽電池を手に入れ、これを自宅に転がっていた充電式電池の外面に巻いた。シートタイプの太陽電池は1.8ボルト、充電式乾電池は1.5ボルトだそう。

単に太陽電池を巻いただけでは乾電池に電力が供給されないため、銀のペンと平らな銅線を使って乾電池の電極と太陽電池を接続。すると、見事に空の乾電池が充電されたという。ただし、満タンになるまでに少々時間がかかる模様。カールセンさんは、精密な機器を利用して太陽電池と乾電池を接続した「セカンドバージョン」も製作し、こちらではより効率的に充電できたとしている。

クヌートさんは天才。今まで太陽電池でケータイ充電に着目したり、eneloopのオプションをメモしたりしてきました。

しかしこの太陽電池なら余計な外付けソーラーパネルは一切いりません。いやeneloopの充電器自体が不要になるんです。光さえあれば乾電池が充電しまくれるし、使用済み乾電池を捨てる頻度もグッと下がります。すばらしい。