感覚がズレてるんじゃなくて別の惑星に住んでるらしい

米ニューヨーク(New York)州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)司法長官は17日、米政府の実質的な管理下で経営再建中の米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の11人の幹部が、少なくとも1人あたり100万ドル(約9860万円)の残留特別手当を支給されていたにもかかわらず、同社を退社していたことを明らかにした。

 クオモ長官は、下院金融委員会のバーニー・フランク(Barney Frank)委員長にあてた書簡の中で、「100万ドルもしくはそれ以上の『残留』特別手当を支給された個人のうち、11人はもうAIGで勤務していない。そのうちの1人は460万ドル(約4億5300万円)を支給されていた」と述べた。
 クオモ長官はまた、AIGが経営不振の元凶となった部門であるFinancial Products Subsidiaryの社員に、総額1億6000万ドル(約158億円)以上のボーナスを支払っていたことを明らかにした。

昨日のAIGボーナスの続きですが、1億6000万ドルのボーナスの他に、幹部1人あたり約1億円の「残留特別手当」を出していたそうです。んで、そのうち11人はサッサと辞めたと。もう開いた口も塞がりません。アメリカ人はどう感じるのかわかりませんが、真っ当に働いて税金納めてる人の気力を殺いでいくよね。
今朝のNHKラジオでは、既に支給されたボーナスを強制回収するのは難しいので、AIGのあるNY州では100%の税金をかけるのを検討してるそうです。州も国も必死。