大相撲5月場所千秋楽

盛り上がりましたねぇ。結果は安馬の初優勝で幕を下ろしましたが、そこまでの展開が最高のお膳立てでした。本割の●琴欧洲安馬○の分の悪い体制からの豪快な首投げ。その次の結びの一番○白鵬朝青龍●、そして優勝決定戦・・・何度思い起こしても素晴らしい。決定戦の前の待ち時間にドルジが安馬に二言三言話しかけていて気になりましたが、その内容が翌朝の新聞に載ってました。

白鵬が本割で朝青龍を寄り切り、優勝決定戦へ 朝青龍白鵬に完敗し、2場所連続で賜杯から遠ざかった。後半戦は報道陣に背中を向けて無言を貫いていたが、この日は口を開いた。「気持ちは優勝という思いだったけど。無理やからね、この体じゃ。強めの痛み止めを飲んだけどね」。前日の日馬富士戦で痛めた腰がこの日も響いたという。

 本割で敗れたあとは、同じ西の支度部屋で決定戦に備える日馬富士に「勝てなくてごめんな」と謝罪と激励。後輩の初優勝を見守った。「いい相撲だった。いいライバルができたんじゃない?」と少し笑みを浮かべて引き揚げた。

そっか、本割で白鵬に土をつける援護射撃ができなかったことだったんですね。自分は万全の相撲を取れる身体じゃなかったのに・・・思わずホロリ。
万全じゃないといえば角番大関千代大海。7勝7敗で迎えた把留都戦を制して大関残留を決めました。これで一息できますが、かといって満身創痍であることに変わりはなく、来場所も苦難の時が続くでしょう。もう1人のボロボロ力士、豊真将。場所15連敗という18年ぶりの不名誉記録が出るのか注目されましたが、何とか白星が出ました。この2人の満身創痍コンビに国技館全体が温かい拍手を送っていました。相撲ファンってやさしいな。