『1Q84』の続編を待つ

ファンの間では続編の期待もささやかれる。新潮社は「この2冊で完結しています。次があるかどうかはわかりません」と回答する。

しっ、信じないもんねっ!BOOK 1は「4月−6月」、BOOK 2は「7月−9月」と銘打ってるじゃないですか。『1Q84』的には、10月-12月の3ヶ月残ってるわけですよ。あと2冊、いや1ヶ月ごとに区切ったらあと3冊は続編があるな、と昨晩ホクホク考えながらシャワーを浴びてたのに・・・!
BOOK2の最後2章で放り出されたような読後感を抱きつつも「いや待てよ、ねじまき鳥だって第2部の最後で呆然としたけれど、後でちゃんと第3部が出たじゃないか」と自分で言い聞かせてます。いつまででも待ちます、信じています。我々読者を月が2つある世界に置いていかないで下さい>村上さん。
それにしてもねじまき鳥は高校生のころ寝食を忘れて読みふけったけれど、1Q84は1週間ぐらいかけてじっくり読み込んでしまいました。これが作品の質の差なのか、自分の経年変化なのか興味深いです。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドを高校の図書館で手に取ってから長い時間が経ち、気づけば人生の半分以上は村上作品と共に生きてきたわけです。これから更に作品を読み込んでいくたびに新しい発見があるかと思うとワクワクします。世界中の村上ファンに先駆けて一番に新作が読めるんですから、日本人に生まれて本当にラッキー。