噛み傷からガン細胞が感染?

 オーストラリア国立大学(Australian National University)の研究チームは、健康な個体と疾患にかかった個体を比較し、このがんが元来は神経を覆う保護細胞の腫瘍であることを突き止めた。

 この腫瘍内に含まれる活性タンパク質のひとつが発見しやすいことから、今後は「顔面腫瘍性疾患」に感染したタスマニアデビルをより早い段階で特定し、「非感染グループ」を確保するなどして、絶滅対策を施すことができると期待される。

 研究チームは、タスマニアデビルがこの腫瘍疾患を初めて発症したのは約20年前であることも解明した。おそらく1匹のタスマニアデビルの体内のひとつの細胞で起こったがん化が、かみ傷によって感染し、拡大したのだろうとみている。

えーっと、なんかよくわからないのですが、タスマニアデビルの間に広がっている腫瘍は、元は1匹の個体の突然変異からスタートしたってことですか?そして個体間の感染は、噛み傷? 遺伝子変異が傷口から感染したってことはベクターか何かなんだろうか・・・ 謎が謎を呼んで誤解を招きまくる記事だ。