漢方薬の事業仕分けの顛末

薬事日報ウェブサイト : 漢方薬問題とは何だったのか‐「保険外し」反対運動を振り返る
【インタビュー】署名サイトを運営した東京大学医科学研究所病院・湯地晃一郎氏
昨年のビッグイベント・事業仕分け漢方薬への保険適用が削除される、という事態に、ウェブ上で大騒ぎが持ち上がってました。ブログやTwitterを用いた署名活動は眼にしていましたが、その結果がそろそろ出てきました。
上記2つの記事によると、漢方薬の「保険外し」反対の署名の火付け役になったのはウェブだ−こういう論調です。しかし集まった署名数を見ると、電子署名は全体数の10%くらいなんですよね。残り9割は書式署名。湯地医師は


漢方薬を服用していない10〜40歳代のインターネット利用者が,危機感を共有し、自分の住所、氏名という個人情報を、自発的に善意で第三者である漢方薬の署名サイトに提供し、意見表明したという行動が、厚生労働行政に対し大きな力となった
と述べていますが、10%しか占めない電子署名でここまで強調することなのでしょうか。リアル社会に住んでいる人からしたらウェブ上の活動なんて実態がないゴーストみたいなものだと考えたから今さら驚いてるのか?
まぁ取り合えず、湿布や葛根湯が保険適用されることになりそうでホッとしてます。年とったらお世話になるでしょう物ですから。