キリンがアグリバイオから撤退
また1つ、国内のバイオ関連企業が減りますか。これもやはりサントリーとの合併交渉が立ち消えたのが大きな影響なのかもしれません。
キリンホールディングスは18日、花き・種苗を扱う「アグリバイオ事業」から撤退すると発表した。種苗の輸入・生産販売のキリンアグリバイオ(東京・中央)など子会社2社を、3月末をメドにオランダの投資ファンドに売却する。売却金額は明らかにしていない。事業拡大には追加投資が必要なうえに、食品など他の事業との相乗効果も薄いために売却する。(中略)
キリンは1980年代にアグリバイオ事業に参入した。花粉の少ないガーベラなどの花きや野菜の種苗の研究・開発を手掛けてきた。
青いバラを開発したサントリーと、キリンのアグリバイオ事業が協力すれば、多大なシナジー効果が期待できたのに本当に残念です。せめて売却先が国内企業だったら、日本国内のバイオ産業の衰退もある程度は抑えられただろうに。