パパイヤでガンと戦う

米フロリダ大(University of Florida)は9日、パパイアの葉のエキスと葉茶に著しい抗がん特性を認めたとする研究結果を発表した。頸部(けいぶ)がん、乳がん、肝臓がん、肺がん、すい臓がんで抗がん効果が確認されたという。

 同大のナム・ダン(Nam Dang)研究員と日本の研究チームは、乾燥したパパイア葉から抽出したエキスを10種類のがん細胞に垂らし、24時間後に効果を調べた。

 その結果、10種類すべてで腫瘍(しゅよう)の進行が遅くなっていたことがわかった。また、エキスの濃度が高いほど効果が高いことも明らかになった。

 研究者らは、パパイア葉エキスがTh1型サイトカインと呼ばれるシグナリング分子の生産を促すことで、免疫系の調節を助けているためではないかと見ている。

 このエキスは正常な細胞には危害を加えず、現行のがん治療における一般的な副作用を防げることも明らかになったため、免疫系に働きかけてがんを退治する新たな治療法への応用が期待されるという。

すげぇ・・・パパイヤだけにタンパク質に聞くんだな。問題はエキスを細胞にかけるin vitroの成果を、どうやってin vivoな治療法に持っていくかってことだな。