改革迷走路線


 相撲協会は10日、同日午前、望月浩一郎弁護士に対し「業務委託契約を解約する」との電子メールを送ったことを認めた。報道陣には、「武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が復帰して一区切りついた」ことを理由に挙げた上で、「理事長の指示」とまで説明した。さらに、同弁護士の解約を話し合うための臨時理事会を、12日午前11時開催と決め、各理事に連絡を取った。

 ところが、望月弁護士によると、10日午後になって、「協会執行部の一員」から電話があったことを明かし、「引き続き委任業務を行ってほしいというのが協会の意向」と伝えられたという。

 この電話に関し陸奥広報部長(元大関霧島)は「全く知らない」と否定。別の協会関係者は、「望月さんの解約を審議する理事会は予定通り」と話した。

 望月弁護士は、協会が抱える訴訟の代理人を務めるほか、独立委アドバイザーや野球賭博解明の特別調査委員、広報部強化の助言者など、6件の業務委託を協会と結んでいる。独立委の奥島孝康座長(日本高野連会長)は「(協会は)何を考えているのか。『改革はやってほしくない』と受け止めるしかない」と、不快感を示した。

相撲協会の訴訟代理人を勤めたり、色々とお世話になってる弁護士に対して、業務委託契約の解約をメールで送りつけるって・・・アリエナイだろ。誰の勇み足だか知らないけれど失礼千万だし、弁護士相手に不用意なことをしたら訴訟になるっていうのに。
巡業崎では、賭博問題で謹慎を食らった力士がボランティアと称して20分程度ゴミ拾いしたそうですが、なんっつーか何をしたいのかぼやけすぎていると感じます。ゴミを拾うくらいで信用回復するわけないじゃん。