論文捏造ランキング

US scientists “more prone” to fake research? No. | Nature Blog
オリジナル論文→Retractions in the scientific literature:do authors deliberately commit research fraud? Steen RG. J Med Ethics (2010).
過去10年にPubMedから取り下げられた英語論文788本の取り下げ理由と掲載ジャーナルのインパクトファクターの関連を調べた研究が話題を呼んでいます。不正が理由で取り下げられた論文のうち53%は、筆頭著者が他の不正論文に関わった経歴があるということです。インパクトファクターが高いジャーナルのほうが不正取り下げが多いとか、国別で一番不正が多かったのがアメリカとか、そんなことは些細に感じました。問題は、論文の捏造に関わる研究者は、同じことを繰り返すってことです。インパクトファクターが高いジャーナルに掲載されると、より良いポジションをゲットできる可能性が高くなります。その新しいポジションで論文を出し続けるために、また不正を働く・・・「一度ついたウソはより多くのウソを招く」の典型例ですね。