ワクチン後進国・ニッポン


海外では全ての子どもに無料でうつのが当たり前のワクチンが日本では使えない、数万円の費用が壁となり接種率が上がらない、など、日本の予防接種は他の先進国より20年遅れていると言われている。
この番組は流し見してました。日本における新型ワクチンの承認の遅さと、「予防のためにワクチンを打つのに副作用があるなんてとんでもない」という保護者の意識が問題なのではないでしょうか。どんな医療でも、副作用が起こりうる可能性はゼロではない*1という知識を持ってもらわないと。
あと、全然別件で目を通した論文を読んで「そもそも乳幼児がワクチン接種を嫌がって泣きわめく」のを嫌がる保護者も多そうだと感じました。時代遅れのワクチンで高額な実費がかかって、副作用のリスクもあって、さらに子どもが嫌がるとくれば、そりゃ保護者も尻込みするのも仕方ないかもしれません。
「注射の際に“痛くないよ”は駄目」カナダで予防接種の痛みに関するガイドライン発表
オリジナル論文→Reducing the pain of childhood vaccination: an evidencebased clinical practice guideline (summary). Taddio A, et al. Canadian Medical Association Journal. Epub online November 22, 2010.

*1:もちろん、ワクチンを打たないと重大な病気に罹る可能性>>>>>>副作用が起こる可能性であり、だからこそワクチンが承認されているのですが