タバコ>>>>酒の弊害

12 January 2011.
WHOのデータベースから、ヨーロッパ30カ国に関するデータを引っ張り出し、飲酒喫煙に関連する死因を集計した論文がBBCに紹介されてました。飲酒関連の死因は肝がん、喫煙関連に関する死因は肺がん・心疾患系と集計すると、男女間の死亡数の違いのうち40〜60%は喫煙のせいであるという結果*1が出ました。また、同様に20〜30%は飲酒のせいであると・・・
もちろん、これらの数字は国別に若干異なるものの、男性が早死にするのは世界共通の傾向です。今までは生物的・身体的差異が原因と考えられてきましたが、男性のほうが飲酒喫煙するからだとすると、社会的に大問題です。この論文の調査結果が本当か否かが判明するのは数十年後、男女間の飲酒喫煙率が狭まっている今の若者世代が死ぬくらいでしょうか。それまでにタバコは絶滅してそうだけど。

*1:ずいぶん乱暴な集計結果なように思えます。私の祖父はタバコ吸ったことなく60歳前に心筋梗塞で亡くなったけど、この論文の方法だと喫煙関連の死因にカウントされることになるのでは?