根本がズレてる横須賀市長


 神奈川県横須賀市役所で昨年4月から港湾総務課への人事異動を拒否し続ける男性主任(40)について、吉田雄人市長は25日の記者会見で、「こうした職員が1人いることで、職員全体が市民から厳しく見られるのは極めて遺憾」と述べ、「異動の職務命令に従わない場合、減給や懲戒処分の厳しい態度で臨む」と追加の処分に踏み切る考えを明らかにした。(中略)

 主任は25日朝も窓口サービス課に来たため、人事課員が26日までに異動を命じる職務命令書を口頭で読み上げたが、主任は命令書の受け取りを拒否。記者会見では「12月にもっと厳しい処分を出せなかったのか」との質問も出たが、吉田市長は「地方公務員法では停職1か月は大変重い処分だ」と答えるにとどまった。

横須賀市長はコトの本質を取り違えてますね。「こうした職員が1人いる」ことが問題になっているのではないはずです。市職員が人事異動に従わず、前の職場に居座って実務をしないのに、8ヶ月も処分なし・給与ボーナスを支払う甘い体質が問題なのではないでしょうか。「停職1ケ月が大変重い処分」とか、民間企業では考えられないくらい平和ボケした回答です。昨日の記事では異動命令を読もうとした人事部長を突き飛ばして怪我までさせているのに・・・他の市職員だってモチベーション下がりまくりで迷惑しているでしょう。普通はサッサとクビのはず。
それにしても、この主任の言動には首を傾げてしまいます。元の言い分は「仕事を覚えきっていない中で、次の職場に異動すると自分の評価が低くなる」でした。それなのに、元の職場に居座ったら、人事評価は最低に落ちるのは分からないのでしょうか。こんな駄々を続けて全国ニュース扱いになって、家族に累は及ばないのか?と妙な心配すらしてしまいます。