本場所開催に、文科相から待った


日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(委員長、鶴田卓彦・元日本経済新聞社社長)が、八百長問題で無期限中止となっている本場所を5月の夏場所から開催するよう要請したことを巡り、高木義明文部科学相は11日の閣議後会見で「場所の開催には国民の理解が必要で、全容解明を急いでほしい」と述べ、全容解明が開催の条件とするこれまでの見解を改めて強調した。

 横審の要請については「相撲ファンの一部の声を代弁したと考えている」とした上で、「今は調査結果が出ておらず、夏場所を開催する、しないを判断する段階ではない」と不快感を示した。

悔しいけれど、これ正論なのよね。そもそもの発端は、相撲協会側が「八百長疑惑が晴れるまで土俵の上で相撲をお見せできない」と言い出し、春場所を中止にしたんです。それなのに、疑惑が晴れるどころか調査が難航している最中に「夏場所は開催すべき」と横審が言っても・・・ そりゃスポンサー側(文科省)は納得できないでしょう。最初に大風呂敷を広げたのは相撲協会なんですからキチンと落とし前をつけてください。そして、少しでも早く本場所を楽しめるよう、八百長疑惑なんて払拭してください。