何もかもぶち壊し


 伊吹氏や森元首相らは、小沢元代表の周辺や鳩山前首相と接触を重ね、4月中旬以降、谷垣氏に「不信任可決に必要な数がそろっている」との見通しを繰り返し伝えた。

 こうした長老議員の間では、不信任案が可決されれば小沢元代表らとの連携も視野に政権を奪還する、というシナリオも検討されたが、あては外れた。ある派閥領袖は、「何もかもぶちこわしだ。こっちの顔にも泥を塗られた。小沢氏も怒っているだろう」と吐き捨てた。

今日ほど日本の政治家に失望した日はありません。「国難の時」「日本が一つになって」と口で言いつつ、現内閣の転覆を目論むとは。数勘定や権力争いをしたいなら、老人はゲームでもやっててください。てめぇの顔の泥を気にするより、津波の被災地の泥や放射能汚染された土壌を心配してください。