相撲は神事


 山田町では、震災後から毎日のように余震が続いていた。しかし協会関係者に山田南小・佐賀敏子校長(55)から入った電話で、土俵入りを行ってからは余震がウソのようになくなったことを聞いた。また、「力士を見に来て3か月ぶりに再会できた人もいるみたい」と、知らぬ間に被災者の懸け橋となっていたことも喜んだ。

 ここまで被災地で行った土俵入りは合計8回。土俵入りには大地の邪気を払う意味もあり、「本場所と同じ通りにやっているけど気持ちが伝わっているのかな」と話した。慰問巡回も残り1日。「コツコツやっていくのが大事。風化させてはいけない」と力強く語った。

そりゃ、力士の四股は元来地鎮の効果がありますから。とはいえ、連日の余震をピタッと止めるなんて、流石は横綱です。他にも力士という大きな身体の存在自体が、被災地の皆さんに精神的な安心感を与えているのかもしれませんね。「相撲なんて意味がない」と言ってしまう人たちもいるんだろうけれど、このニュースは相撲好きとして、嬉しくなりました。