抜き打ち検査という名の下克上?
北の湖理事長、退任も視野 露鵬の大麻陽性確定
長期政権崩壊…北の湖理事長ついに辞任へ
今まで「力士の不祥事は部屋・親方の責任」と突っぱねてきた北の湖理事長が、自分の言葉で首を絞められてます。再発防止検討委員会の伊勢ノ海親方のリークとか色々言われてますが・・・相撲ファンとしてはこんなゴタゴタ早く解決して秋場所に集中させて欲しいところです。今週後半には初日・2日目の取組だって組まれるんですから、大麻検査で陽性が出た露鵬・白露山の処分だけでもサッサと決めろ。
【追記】
この件に関する吾輩の次なるコメントは、9月8日(月)のTV番組「2時っチャオ!」にて行う予定である。
デーモン小暮閣下が今回の大麻騒動についてTVでコメントする模様。ところがこの番組、関西ではやってない!誰かYouTubeにアップしてくれないだろうか。もしくはコメントの要旨を文字でアップしてくれてもいい。とにかく見たい聞きたい!→id:greennessさんがまとめてくださいました。多謝。
デーモン小暮閣下の発言まとめ - greennessのどうでもいいメモ
【追々記】
おいおい、頭痛の種増やしてどうするんだよ。業界としての体質が問われてるんだから問題になってない部屋の力士も行動を控えるぐらいの自重はしないんだろうか。
被害を受けたタクシー運転手の関係者によると、7日午後11時ごろ、玉ノ井部屋の力士が、タクシーの車内で、運転手の男性(50)と、一連の大麻疑惑について会話をしていた際、力士が突然、後部座席から男性を殴るなどしたという。
この力士は酒に酔っていて、タクシーの車内で「力士がマリファナや大麻を吸って何が悪い」などと話していたが、運転手の男性に、この発言をとがめられたところ、突然、怒り出して暴行を加えたという。
【追々々記】
この謝罪会見、TVで見ました。力士の正装である紋付袴に、明らかに床山さんじゃない手で結われたボサボサ髪で「すみませんでした」と何度も繰り返し頭を下げ続けてる姿は哀れを誘います。どうして大麻なんて吸っちゃったんだかなぁ。まだ20歳で前途洋々だったのに可哀想だ。
元若ノ鵬は冒頭で謝罪後、「日本相撲協会すいませんでした」「北の湖理事長すいませんでした」「間垣親方すいませんでした」「日本の皆さんすいませんでした」と4回、「すいませんでした」を繰り返して謝罪。その後、「もう一度相撲が取りたい」と述べた。(中略)
会見で元若ノ鵬は、大麻所持の違法性の認識について「悪いことだとは思ったが、クビになるとは思わなかった」と認識の甘さを見せた。大麻たばこの入った財布を落とした後、近くの交番に自ら名乗り出ていたが、「(大麻が)ばれたら、謝って頭下げたら、許されると思っていた」とも話した。
日本全体がが限界集落化へ
東京・新宿区に65歳以上の住民が半数を超える大規模都営団地が出現したことが、同区社会福祉協議会の調査で6日分かった。高齢化に加え建て替えで高齢者が集中したことが原因で、高齢化率トップの群馬県南牧村並みの「限界集落」が都心に生まれたことになる。区社協は孤独死の増加も心配されるとして、対策に取り組み始めた(中略)
団地住民が大半を占めるこの地区の住民基本台帳調査で高齢化率が51.6%に達したことや独自調査から、区社協は住民の過半数が65歳以上と推定。高齢化率は19.8%の区平均を上回り、75歳以上の約6割が独り暮らしとみている。
高齢化に伴う過疎化と、それに伴うインフラ整備の困難化。それら問題を含めて「限界集落」という言葉があるそうです。今までの限界集落の論議は田舎の話を前提に話が進められてきましたが、東京のど真ん中に限界集落が出現してちょっとしたニュースになっています。とはいえ新宿区の高齢化率は約20%で全国平均と大して変わらないんですよね。
平成19年版 高齢社会白書
高齢化、限界集落化は日本全体の風潮であって、一部のベッドタウンを除いて避けられないと思います。極端な田舎もそうだけど、都心だって一度定着した住人が動かないことは変わりなさそうですから、ポイントは若い世代が新たに定着し続けて子どもを産むかどうか。これだけでしょう。
なぜ限界集落応援的な報道が多いのでしょう -OKWave
この質問者のように限界集落対策として人口を集めろ、という意見を持つ人って、言いたいことはわかるけど都市部の限界集落はどう考えるのか興味があります。首都圏のベッドタウンだってどんどん高齢化してきてる今、どっかで建設的な対策が作られているんでしょうか。
北の湖理事長が辞任、ロシアンブラザーズは解雇
北の湖理事長は02年に理事長就任。今年2月の理事長選挙で4選を果たしていた。理事長の不祥事による任期途中の辞任は、1957年5月に、協会の相撲茶屋(現国技館サービス)の不明朗な経理問題で割腹自殺を図った出羽海理事長(元横綱・常ノ花)以来51年ぶり。
追記を繰り返していたのを独立エントリにしました。
本来なら時津風部屋事件の時に止めるべきだったと、今ならはっきり言える。しかし前回の任期途中の辞任者が割腹自殺ってすごすぎる。後任は元横綱・三重ノ海の武蔵川親方です。武蔵丸、武双山をはじめ、現役力士では雅山・出島・垣添を育てた人です。
露鵬・白露山に関しては出場停止ぐらいか、と思っていたんですが一足飛びに解雇までいってしまいました。正直、刑事事件で有罪を受けたわけでも法を犯したわけでもない灰色の状態での解雇は行きすぎだと思います。反面、ロシア人“気質”を拝読すると、あれだけキッパリ「やってないです」と言いきっていたロシアンブラザーズを信用していいものか揺らいでしまいます。露鵬の取り口は好きだったんだけど、残念。
日本の「和魂」と人つきあい
マーケットの馬車馬: 和魂と洋才と温泉のガイジン
マーケットの馬車馬: 和魂と洋才と医療の崩壊(上)
マーケットの馬車馬: 和魂と洋才と医療の崩壊(下)
日本社会は「性善説的気質」ではなく、「互いの力を必要としているもの同士の間で、裏切りを処罰する仕組みが組み込まれており、それが裏切りを防いでいる」とする論旨は非常にガッテンしやすいです。
「和魂と洋才と温泉のガイジン」では、たった一人の部外者の為に台無しになるものの代表として温泉と銭湯があげられてます。不文律の多い場所では、たった一人の余所者(協力関係の外側の人)が温泉を台無しにすることもある、だからこそ信じられないようなガイジン差別が起こり得る、と。
「和魂と洋才と医療の崩壊」では、裏切り者処罰システムが最近の日本で機能しなくなった例として救急車の利用と産科があげられています。救急車を無分別に利用しても、その利用状況は救急センターで留まりコミュニティで共有されないので、評判メカニズムが働かない。産科医療は、「恐らく銭湯や救急医療以上に、評判メカニズムは機能しない」、なぜなら現代の日本でお産は一期一会で、一度お世話になった先生に再度お世話になることは余りないから、だそうです。だから産科で「評判メカニズムに支えられた性善説的な行動を患者に期待すること自体が間違っている」と太字で書かれるとガッテンせざるを得ません。
日本人のモラルが崩壊している、という嘆きを耳にする機会は多いですが、マーケットの馬車馬さんのように共同体と評判メカニズムという分りやすいキーワードで書いてる文章は読んだことがなかったので非常に新鮮です。要するに「旅の恥はかきすて」が日本の日常に広まりつつある、ということでしょうか。