事故米で太田農水相が辞任

三笠フーズ」による汚染米の転売問題の責任を取り、太田誠一農林水産相は19日午前、福田康夫首相に辞表を提出した。この問題をめぐっては、同省の白須敏朗事務次官が更迭されたばかり。太田農水相は、同省が不正を見抜けず社会を混乱させたことを重く受け止めたと見られる。

農水省の便宜上のトップである太田農水相が辞表を提出しました。とはいえ太田さんはそもそも事務所費問題で進退が危ぶまれてましたし、福田政権自体が残り数日の命なわけですから、今この時点で名ばかりのトップが辞めても何も変わりません。白須敏朗事務次官が更迭されて、大臣も辞任して、便宜上は責任問題は終わったという形にしたい意図が透けて見えます。
最初は食用なんてトンデモナイ、とされていた事故米が、あれよあれよという間に焼酎、和菓子、果ては中学校給食コンビニおにぎりまでと広がりを見せています。NHKニュース9で、事故米がどうやって国産最高級米に変わっていったのかを追跡したコーナーがあったのですが、「どこかでいつの間にか」というキツネにつままれたような話しか出てきませんでした。中国ギョウザ事件のときは「安いものにはやっぱりそれなりの理由があるんだ。気をつけよう(特に中国産には)」と思っていました。今回の事故米では「国産なんて書いてあっても本当は毒入り工業用米かも。どれを買えばいいんだ」という疑心暗鬼な状態になってますが、このままウヤムヤにするつもりでしょうかねぇ>農水省。消費省なんて設置しても、何か変わるとは思えないです。

粉ミルクの次は椅子

中国製のひじ掛けいすやソファを買った人たちから、購入後にアトピー性の発疹が生じたとの苦情が数百件にも上り、販売していた大手量販店コンフォラマ(Conforama)が一連の該当製品を店頭から引き上げた。同社が18日、発表した。
 コンフォラマでは2005年から中国製のいすを販売しているが、7月に1人の医師が、自分の患者が発したアトピー性皮膚炎と関連がある可能性を指摘していた。中国企業Link Wiseが製造したいすの数種類で、カビ除け剤が過剰に使用されていたという。この物質は人によってはアレルギー反応を起こすという。

中国国内でメラミン入り粉ミルクの問題が深刻化してますが、今度は中国製の椅子が原因の急性アトピー性皮膚炎がフランスで続出しています。口にするものは気をつけよう、という次元じゃもうないんだな。恐ろしすぎる。

世界大恐慌が来る(かも)

国際通貨基金IMF)のリプスキー筆頭副専務理事は18日、世界の先進国経済のほとんどが、景気停滞かリセッション(景気後退)入り間際の状態にあり、深刻な世界的景気低迷を回避するには、政府主導の積極的行動が必要との考えを示した。

これは・・・実質的な世界大恐慌一歩手前宣言だと捕らえていいのか?ブッシュじゃ賢い政策は出ないだろうし・・・恐ろしすぎる。