神さんらしくおへんなぁ

神社本庁祭務部によると、受験シーズンを控えた昨年末ごろから、「◯◯神社 合格祈願済」などとうたった商品が大手食品メーカーや文房具メーカーから相次いで発売され、それに伴い、「どこの神社にお願いしたら祈願商品が作れるのか」という問い合わせが神社本庁に殺到した。

 本庁では「御利益を商売に利用するようなことはしないでほしい」と回答を繰りかえしたが、問い合わせが絶えず、全国の神社庁に通達することを決めた。

 通達を出したのは先月中旬。企業からの問い合わせが相次いでいることを伝え、「応じられないよう」と通知している。(中略)
 「学問の神様に祈願していただいた『祈願焼のり入り』」と書かれたカップラーメンなど、すでに数多く発売されている“合格祈祷済みグッズ”。その中の一つ、長岡天満宮京都府長岡京市)で合格祈願を受けた梅果汁を使用したキャンディ「ハイチュウ 合格梅味」を先月発売した森永製菓では、「受験生のお守りになってほしいと企画した商品。ご協力いただいている神社からパッケージについても許可もいただいているので問題はないはずです」と話している。

お賽銭にお守りに祈祷代・・・神様をお参りするのに銭は欠かせないはずでしし、神社側も参拝客が落とすお金で諸経費を賄っていると思っていました。それを「語利益を商売に利用するな」とは珍妙なことを言いますね。既に大手企業・有名神社は商品を売り出した後で、追従しようとしている中小企業だけを叩くような真似は不公平でしょう。たしなめるなら全部じゃないと。それとも神社の近所の個人商店がひっそり売る分にはお咎めなしなのか?

「学問の神様」として知られる大阪天満宮大阪市北区)そばのマルイチ菓舗がつくる「合格パン」が、人気を集めている。

 神社の絵馬をかたどり、チョコレートで「合格」と書いた菓子パン。店主の長男が中学受験と大学受験に合格したことでうわさが広まった。